それぞれのデジタルの居場所を作ろう

#miscellaneous

会社のLT会とかでシステムエンジニアじゃない人もいる中で話そうと思っていることの整理。

デジタルの居場所

今では、Twitter (officially known as X)「公式が言ってるだけ」みたいな感じがして好きです や Instagram, Facebook, 何かしらSNSをやっている方は多いと思います。 ところで、皆さんは「Gooブログ」などのブログサービス、「Yahoo!ジオシティーズ」などのページホスティングサービスどちらも既にサービスが終了しています。 をご存知でしょうか。

サービス事業者からすれば、利益が特に上がらないからでしょうか、「ページのどこかに広告が挿入されるが、無料で使える」 というブログ・ホスティングサービスがここ数年で何個もサ終した記憶があります。(とはいえ、note であるとか、 収益化の方法を変えたものが新たに誕生とかしているので、「無料の個人ブログ」というものに関して言えばまだまだ終わらないのだと思います。)

私のここでの主張はただ1つ。個人サイトをつくりませんか?ということです。

メリット

発信のために没頭できる

特に私にとって重要なのが、この点です。

現代のコンテンツはできる限り私たちの関心をそのプラットフォーム・コンテンツ群に惹きつけるためにアルゴリズムの力であの手この手やってきます。 「現代の経済は私たちの可処分時間を奪い合っている」という表現を見ました。アテンション・エコノミーとか言われています。情報通信白書(総務省)

SNSが私たちのアテンションを惹きつける方法は、私たちから反射的反応を得ることだと思っています。 議論を引き起こそうなコンテンツ…フィードのおすすめ欄にはそんなものが流れ込んできてるんじゃないでしょうか。

それに対する反応をするにしても、そのプラットフォームからは一旦離れて、自分の閉じた空間の中で改めてしっかりと 文章を作り上げていくというのは、世界としての健全性を高めるためにも大事なことだと思っています。

(ドメインを取る場合)そのドメインでいつでもたどり着ける

カスタムドメイン機能等のないブログサービス・ホスティングサービスがサービス終了ということになると、基本的にはそのサービス内で 移転先を告知したりすることになるのだと思いますが、どうしても信頼度が高い告知手段ではないです。

個人サイトにおいて、作者と読者というのはゆるい繋がりで結ばれてます。 それがうっかり消失するというのはおよそもったいないことですから、ドメイン取られると良いのかなと思います。

「DNSレコードを編集できるのはドメイン取得者だけ」というのが基本的にインターネット上での大前提ですから、 個人サイト作って、メールアドレス発行して、・・・とかしたとき、それぞれちゃんとリンクするというのも利点です。 Bluesky/Nostr/Discordなど、TXTレコードを埋め込む(か、.well-known/xxx でファイルを取れるようにする)ことで、認証してくれるサービスもあります。

なお、ドメインを取るのであれば、Cloudflareが取得・更新費用で有利だったりしますが、それ以外ならXServerもしくはスタードメインとかが良いかなと思います。

個人サイトの始め方

  1. HTMLを書く
  2. HTMLをどこかに配置する
  3. (ドメインをとっていて、配置先が特定のFQDNを持つサーバーであるか、固定のパブリックIPを持つサーバー)DNSの設定をする

HTML を書く

基本的な構文はあるのですが、ブラウザが十分賢いので、雑に書いた場合でさえレンダリングされるでしょう。 最低限、以下くらいまで書けば、文字化けさせずに文章を公開できます。

<html>
    <head>
        <meta charset="utf-8">
    </head>
    <body>
        <p>&lt;p&gt;はパラグラフを意味します。</p>
        <p>適当に段落ごとにこのタグで囲んであげて、複数の段落を作れば最低限コンテンツはできるはずです。</p>
    </body>
</html>

ただ、正直AIにお願いすればよしなに作ってくれると思います。

HTMLをどこかに配置する

いろいろ覚悟があれば、自宅サーバーを建てるとかVPS契約するとかあると思いますが、最初はGitHub Pages とかがコストもかからないので良いと思います。 クイックスタート 参考にリポジトリ作って、リポジトリに push すれば公開できます。 Git操作覚えるのもきっと損はないと思いますが、GitHubならリポジトリの画面に 「+」ボタンがあってそこからファイルアップロードすらできます。 削除もできるのでコンテンツの差し替えが画面上だけでもできます。

ドメインの設定

GitHub Pages を使うなら、クイックスタートのところにカスタムドメイン設定の話があるのでその通りにやると良いでしょう。

それ以外の修羅の道を選んでいるのなら、基本的にはパブリックIPアドレス特定してAレコードを追加するか、ホスト名特定してCNAMEレコードを追加するかみたいになると思います。

その他の話題

HTML を自力で書いていくのは間違いなく大変なので、「マークダウンからHTMLを生成する」みたいな話にうつっていくと思います。 SSG (Static Site Generator) などで調べると良いです。Ghost とか Hugo が簡単め…だと思いますがどちらもだいぶプログラマーっぽい仕草を覚えることになります。

供述

正直、いろんな人の発信が見たい。

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